第674話    「友よ、君が犯人なのか」





病死したルポライター鮎川の死体を発見したその友人は、119番でなく110番をまわした。その友人は、鮎川が最近警察の情報を入手していたとの事から、殺されたものと錯覚したのだった。現場の鮎川の部屋で隠し扉のある家具を発見したマイコン(石原良純)は、そこに隠された、各警察のホストコンピューターに存在するはずの機密情報が保管されているファイルを見て驚く。

本庁は、警察情報を外部に売った犯人を探しだすべく、マイコンと本庁のコンピューター技師である村岡に、コンピューターで犯人の割り出しを行うよう指示を出した。そしてマイコンと村岡には、人事部のクロウズのデーターの使用が許可されたのであった。しかし全警察官を対象とした絞り込み検索には、人事部のデーターだけでは犯人を特定できることは出来なかった。

本庁は、次にあらゆる金融機関の情報を含んだ全警察官のプライベートデーターを二人に渡し、捜査を指示した。個人のプライベートデーターを扱うことにマイコンは、嫌疑の姿勢を示した。しかし藤堂係長(故 石原裕次郎)の「おまえがやらなければ、誰か代わりのものがやるだけだ。」の言葉に再び、コンピューター操作を開始する。

マイコンと高岡の捜査の結果、最近不明の多額の金銭取り扱いの事実があったものの対象者が4人に絞られた。城西署の婦人警官・立野由加里、警察学校教官・金山賢治、科警研の所長・東 慶一郎、そしてデューク(金田賢一)こと七曲署捜査一係・島津刑事の名も残った。

仲間であるデュークを心配するマイコンは、その夜デュークを尋ねた。デュークは疑いの掛かった他の三人にも、必ず釈明の機会が与えられることを条件に、その原因をマイコン達に話した。しかし残りの三人に釈明の機会が与えられることも無く、三人には、四日後に左遷の人事異動が発令されることとなった。藤堂係長は三人の釈明の捜査をさせてもらうよう警視官を説得した。そして残りの三人ともが白であることが判明した。そしてその矢先、高岡の遺体が発見された。