第119話  「厳しさの蔭に」





戸川組の福島が撃たれた。もぐりの医師に治療に治療を受けていたところを、情報を得た山村刑事(露口 茂)らに取り押さえられ発覚した。相手は戸川組を敵対視している竜神会か?。戸川組では竜神会の仕業であると、徹底抗戦の準備に入っていた。

七曲署では抗争に入る前に両方の組の勢力を押さえよと、一係、二係合同で、戸川組と竜神会の手入れを行った。手入れではかなりの数の銃器が押収されたが、押収された拳銃をすべて鑑定した結果、福島を狙撃したと同一の拳銃は発見されなかった。

捜査範囲を広げて容疑者を洗い出した結果、強盗の前科がある西井 保という男が浮かんだ。ギャンブルに金を注ぎ込んでまで強盗事件を起こした男。刑事たちは競艇場で西井が現われるのを待った。

予想通り西井は現われ、逃走する西井を緊急逮捕。しかし西井は見知らぬ学生風の男に、持っていた拳銃を売ったと言う。二人は“かがり”というバーで知り合ったのだという。刑事たちは交代でバーに通い続け、その男が店に現われるのを待った。

テキサス(勝野 洋)が当番で張り込んでいた時、ついにその男は現われた。とこが肝心のテキサスは隣に座った酔っぱらいに絡まれ、その酔っぱらいに自分は刑事だと大声で名乗った。それを聞いた容疑者の男は逃走、テキサスは必死に追うが取り逃がしてしまった。

先に逮捕した西井が拳銃を撃った男と会話を思い出し、その男の故郷が宮城県の漁村であると証言。テキサスは藤堂係長(石原裕次郎)に宮城県行きを志願するが、認められなかった。しかしテキサスは単独で宮城県に行き、捜査を開始した。

ところが再び管内で佐伯という鉄道公安官が、同じ拳銃で撃たれた。ヤクザと鉄道公安官、接点も無い関係に事件は難色の様相を高めたが、山村刑事は二人の接点はあるという。

犯人は高岡優一。戸川組の福島はある日電車の中で、自分の舎弟分とやりたい放題。それを見ていた高岡はその舎弟分を捕まえ叩きのめした。高岡にしてみれば正義の鉄拳であったのだが、そこに現われた鉄道公安官の佐伯に取り押さえられ警察に逮捕されたのだ。後に高岡の事情は考慮され書類送検だけで済んだが結局前科がつき、内定していた商事会社も就職が取り消しになったのだ。

その時高岡を取り調べたのが、山村刑事だった。何もかも事情を知ったテキサスは高岡を同情し、ヤクザである福島の命を守り高岡を逮捕しようとする山村刑事を非難するが・・・。