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銀行帰りの商社の社員二人が死体となって発見された。奪われたのは社員の給与一千二百万円。現場に残された靴ベラの指紋から溶接工の松沢達夫が手配され、石塚刑事(竜 雷太)が逮捕に向かったが、手錠を松沢の片手に打った時ナイフで脇腹を刺されてしまう。しかしそんな渦中でも石塚刑事は、傷を負いながらも片手の手錠を自分の左手に掛けた。 松沢は通りかかった乗用車を奪って逃走、その途中石塚は手錠のカギを捨ててしまう。現場近くを通りかかった人の証言で、一係は拉致された石塚刑事と松沢の行方を捜査し始めたが、石塚刑事達の足取りは一向につかめなかった。 ある倉庫に隠れ石塚刑事は、手錠につながれたまま犯人と壮絶な死闘を繰り広げた。 松沢は「お前の手首を切るしか方法がない」とナイフを石塚の手に当てようとした。石塚刑事は隙をうかがいながら松沢を鋭く凝視した。松沢はナイフを石塚刑事の腕めがけて振りかざしたが、「いづれはお前は死ぬのだから」と振りかざしたナイフをおろした。 石塚刑事が拉致されて一夜が明けた。七曲署一係には、家に帰らず石塚刑事の身を案じて一晩中捜査活動を続けていた刑事達が集まっていた。一向に目処が立たない石塚刑事の居場所。藤堂係長(故 石原裕次郎)は「はじめから捜査をやり直そう。」と全員に指示をした。 |