第84話  「人質」





開店した早々の銀行に強盗に入った三人組は、緊急通報で駆けつけた警察官と撃ち合いになり逃走に失敗、ライフル二丁と爆弾を武器に女子行員二人を人質に、銀行の金庫室に立てこもった。

ろう城事件数時間後、酸素が不足して苦しくなった犯人たちは、待機する藤堂係長(石原裕次郎)たちに、壁に風通りの穴を開け、ケガをした仲間の一人の為に医者を呼べと要求してきた。犯人の一方的に要求に藤堂係長は交換条件をあげた。それは人質を釈放する代わりに犯人の要求する医師と、自らが人質になるというものだった。犯人達は藤堂係長の交換条件に応じた。しかしそんな様子を見ていた石塚刑事(竜 雷太)は藤堂係長を制止し、自らが人質となって金庫室に入る事を覚悟をした。そして警察病院の医師・長谷川と石塚刑事は金庫室に入っていった。

金庫室の中には、石塚刑事が城南署時代強盗障害で逮捕した霧島がいた。石塚に怨みを抱いていた霧島は無抵抗の石塚刑事を瀕死の状態まで叩きのめした。 一方、藤堂係長は、犯人達が金庫室でラジオをつけっぱなしにしている事に注目、ディスクジョッキーの話に犯人逮捕の一大作戦を盛り込んで流し、石塚刑事に伝え、大捕獲作戦を開始するが・・・。
(うら ばなし)



石塚刑事とともに身代わりの人質となった青年医師・長谷川を演じたのは中村雅俊。

この時の演技が評価され、彼は「われら青春」の主役に抜擢されたそうだ。つまりこれがテレビ初出演作になる。

また本作品は、ストックホルムの銀行で、実際に起こった事件をモデルにして作成された作品である。