第82話  「最後の標的」





ジーパン(松田優作)が逮捕した女は、ジーパンが射殺した犯罪者の妹・和子だった。その和子はジーパンに「人殺し」と叫んだ。刑事にとって拳銃はどんな意味をもつのか?・・・。そんな悩みを持っていたジーパンは、石塚刑事(竜 雷太)と連立って出かけた新設された射撃場で、拳銃の神様といわれていた元警察学校の射撃技官・根来新平に出会った。石塚にとっても射撃を教えてくれた恩師である根来はジーパンに、遊びで拳銃を持つなと諭される。

そんな折、七曲署管内で連続射殺事件が発生した。射殺された相手は社会のダニと言われるような悪党ばかりであった。

山村刑事(露口 茂)はその射撃の腕前からみてプロの手口と睨み、一流といわれる殺し屋を次々と捜し出し取り調べをするが、結果、いずれもシロだった。街でジーパンと出会った根来は、射撃を教えるとジーパンを誘うが、拳銃の意味について悩んでいたジーパンはその誘いを一度は断るが、目の前で追っていた容疑者を連続射殺犯に殺され、根来に射撃の特訓を受ける事になる。 そんな時、藤堂係長(石原裕次郎)はある事実をに気づき愕然とする。今回の事件の被害者はいずれも、根来が一課の時代に手がけておきながら、結局起訴できなかった犯人達だったのだ。使用拳銃ルガーの販売ルートも割れ、その拳銃を買った人間もやはり根来であった。一係は根来が犯人であると断定した。そして次に根来が不治の病に置かされており、余命幾ばくも無い事に気がつくのだった。

またジーパンも根来が今回の連続殺人事件の犯人と気づき、単身根来を追って、命懸け対決に挑んだ。
(うら ばなし)


警察官であった父親の血をひき、拳銃嫌いであったジーパンが初めて拳銃を手にしたのが、「第72話=海を撃てジーパン」
そんなジーパンも「第76話=おふくろ」で追跡していた犯人を射殺する。
今回の冒頭では、その射殺した犯人の妹を再登場させ、初めて射殺した回想シーンを流し、「拳銃を使用する意味」という重みを出している。