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拳銃を欲しがっていた男たちが寿司屋にいるとタレコミ屋から情報を受けた石塚刑事(竜 雷太)は、マカロニ(萩原 健一)を連れてある寿司屋の前に立った。拳銃に弾を込めていないで犯人に向かうのを信条とする石塚刑事だったが、今回に限っては弾を込め、店の中に入った。 容疑者である二人の男は、知らぬ存ぜぬで埒があかない。その間に一人の女が男にそっと拳銃を渡した。男たちと格闘になり、石塚は威嚇するが相手の拳銃が火を吹き、石塚刑事に命中してしまう。それでもなお弾の出るはずの無い拳銃を握り締め引金を引き続ける石塚刑事の姿が痛々しかった。マカロニは石塚刑事を気遣いながら犯人の後を追うが見失ってしまう。 石塚刑事が撃たれた今、七曲署の刑事たちが一丸となって必死の捜査を展開したが女の身元が分かった時には、女は殺されていた。残る手掛かりは石塚刑事にタレコミ電話をした男・徳岡しかいない。山村刑事(露口 茂)とマカロニは徳岡を捜し出すが、彼はなにも喋ろうとしない。マカロニは徳岡につかみ掛かり、制止する山村刑事さえも突き飛ばす。必死にマカロニを押さえながら山村刑事は徳岡に連絡をくれるように頼むが徳岡は脅え、逃げてしまう。マカロニの無謀を怒る山村刑事に、仲間が撃たれて燃えない男がいるのかと食って掛かるマカロニだった。 明け方マカロニに徳岡から電話が入り犯人を教えるから一人で来いという。 宗吉の知らせを聞いた山村刑事は徳岡の行動を不審に思うが、やはり徳岡は顔見知りのヤクザに拳銃を売ってくれと言われただけで犯人の名前は知らないはずだと意識の回復した石塚刑事は言う。マカロニが徳岡に誘い出された事を知った石塚刑事は罠だと狂ったように叫んだ。 一方、徳岡と犯人の一人岩田はマカロニの様子を伺っていた。徳岡はマカロニを配車置き場へ誘導するように言われていた。徳岡に誘導されながらもマカロニはポケット無線機のスイッチをONにして、自分の居場所を伝える。配車置き場に着くとマカロニは徳岡に自分をはめる気だろうと切り出した。徳岡は慌てて逃げ出すが、隠れていた岩田に足をすくわれ殴られてしまう。激しい銃撃戦が始まった。しかし、弾丸が少なくなってきたマカロニは追い詰められてしまう。と、その時轟然と飛込んできた車の運転台から山村刑事が飛び出してくる。岩田の銃口が山村刑事に向けられた瞬間、マカロニの最後の一発が岩田の方を撃ち抜いた。マカロニは岩田に飛び掛かるとメチャクチャに殴った。石塚刑事を撃った事に対する満身の怒りを込めて。 無事事件は解決した。やや無茶ではあったがマカロニの手柄である。山村刑事から差し出された煙草をマカロニは素直に受け取ると、美味そうに吸った。 マカロニは事件解決の報告に石塚刑事を見舞い、命を無駄にする奴は刑事じゃないといった山村刑事が命懸けで自分を助けてくれたことに心打たれたと、心の中でつぶやいた。そして本当に刑事になって良かったと思いながら、マカロニはいつの間にか眠ってしまう。病床の石塚刑事も目を開けポツリ、 「よかったな、マカロニ。」 とつぶやくと安心したように再び目を閉じた。 どのくらい経ったか、目を覚ましたマカロニは足音を忍ばせ、病室を出て行った。帰り道、マカロニはビル工事現場で立ち小便をはじめた。背後に何かを感じたその瞬間、闇の中でナイフが光り、マカロニの脇腹を刺した。マカロニは一突き、二突きされ水溜まりの中に倒れる。マカロニは相手に掴みかかりシャツを剥ぎとるが、男はマカロニの財布を抜き取ると逃げ去った。 マカロニは、片手で腹を押さえ地を這うが、腹に刺さったナイフを伝わって血がダラダラと滴った・・・。 夜が明けた。マカロニの亡骸を囲むように一係のメンバーが現場に立つ。やりきれない悲しみが怒りが彼らを包み込んだ。だが、皆刑事である。藤堂係長(故 石原裕次郎)はシンコ(関根 恵子)に 「泣かずに死体が見れるか。」 と聞いた。涙をこらえたシンコは手帳を取り出し、事件の処理に当たるのだった。 |
正義のヒーローが死ぬ! 後に「太陽にほえろ!」の地位を決定付ける事になる、刑事達の殉職シーンは、萩原健一自身のアイデアから実現した。 元々「太陽にほえろ!」をスタートした際、刑事物語の青春物をイメージしてスタート。新米刑事の成長を描いていく要素も含んでいたが、一年の間にマカロニ刑事自身が、犯人逮捕、射殺等の経験をし、新米を脱する事から、ショーケンが「降板そして、カッコ悪く犬死にしたい」と希望。事件とは何の関係もない、ただの通り魔にあっけなく殺されてしまう というストーリーに仕上がった。 |