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七曲署管内のある街では、覚醒剤常習者による事件が多発していた。大量の麻薬が買い占められ、街のあちらこちらで取引されているようだ。街の麻薬撲滅を推奨している団体の代表である坂口は、警察にこの際、一斉に摘発をすべきだと要請してきた。 覚醒剤の取引現場を押さえた石塚刑事(竜 雷太)は、取り逃がしたものの売人の足に弾丸を撃ち込んだ。その治療をして医師の通報からその男を逮捕しにいった藤堂係長(故 石原裕次郎)は、その兄・三浦に相談があると言われた。 三浦は街の裏を知る男で、話では、最近街の覚醒剤が何者かに買い占められているという。その為、中毒者たちに出まわる金額が3倍・5倍という値段まで釣り上がり、中毒者たちは覚醒剤を買う金欲しさに犯罪をおこすのだと言う。 戸川組を裏で動かす何者かがいる。三浦はお互いの共通する利害のため、藤堂係長に手を組まないかと持ちかけた。藤堂係長は十分三浦の腹を理解した上で、三浦と手を組むことを了承し、逮捕しにいった三浦の弟を逮捕せずに帰るようマカロニに指示をした。 藤堂係長はすべての責任を自分でかぶるべく、あくまで個人的に三浦と手を組んだ。そんな時、三浦の覚醒剤精製工場を知らせるタレコミの電話が入った。藤堂係長は三浦にその情報を知らせ、逃走させた。そんな藤堂係長に影の黒幕が動き出した。三浦と手を組むくらいなら、自分と組めと。 藤堂係長と三浦の関係に疑いを持ち始めたのは、一係の刑事たちだけではなかった。覚醒剤を裁く戸川組、そして七曲署内にも藤堂係長の不正を疑う声があがった。敵を騙すためにはまず味方から。藤堂係長はそんな声にも耐えながら一人、本当の黒幕が現れるため沈黙を守った。 黒幕は隠れていた三浦の弟を殺害し、さらには三浦の女を狙った。そして一味の人間にさらわれたいったその女を盾に、黒幕は三浦に取引を迫る。「女の命を助けたかったら、藤堂係長を殺せ。」 三浦は黒幕と会えることになったからと藤堂係長を呼び出した。待ち合わせの場所にたどり着いた二人。車から出ると三浦は、胸に隠し持っていた拳銃を引き抜き、藤堂係長に向かって構えた。その時、本当の黒幕が二人の場所に向かっていた。その黒幕の正体は・・・。 |